沖縄でボランティアで活動している「ガマフヤー」という団体があります。
「ガマフヤー」について、
- 名前の意味
- 活動メンバー
- 活動内容
について調べてまとめたのでご覧ください。
目次
「ガマフヤー」名前の意味とは?
ガマフヤーとは、沖縄の言葉で
- ガマを掘ること
- ガマを掘る人
という意味になります。
「ガマ」とは、沖縄の各地にある自然にできた大きな岩の下や洞穴の壕のことです。
沖縄戦では、小さな赤ちゃん~高齢者までの住民が各所に点在するガマに避難していました。
ガマはの中は暗く、音が響き渡る大小さまざまな広さの空間で、多くの人々が何日間も静かに身を潜めて過ごしていたそうです。
沖縄では今でも、集団自決が行われたガマなどの各所で慰霊祭が行われています。
ガマフヤーの目的と沖縄での活動内容
ガマフヤーはどんな団体?
沖縄戦で今もなお、土の中で眠り続けている犠牲になった人々(住民だけでなく日本兵やアメリカ軍の兵士も含む)の遺骨を収集する活動を行っているボランティア団体です。
ガマフヤーの代表者は具志堅隆松さんです。
ガマフヤーの目的
戦後60年余、今尚沖縄の山野やガマ(壕)の中で土に埋もれている戦没者の遺骨を出来る限り身元の判明に繋がるうに堀り出し遺族の元へ帰すことが目的です。
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」ホームページより
ガマフヤーは戦争で犠牲になった全ての方やその家族・縁のある全ての方々の気持ちを汲み取って行動していることがわかりますね。
ガマフヤーの方々は実際に70年以上前に沖縄戦で犠牲になった遺骨を地道に掘り続けています。
戦争に関する辛い出来事を共感することはできても、
身元判明までに繋げる地道な作業を続ける行動は国と国の問題や政治などは関係なく、人として敬意を払いたいですね。
ガマフヤーの活動内容
- 山野やガマ(壕)の中での遺骨の発掘とその出土状況の記録
- 個人の身元特定に繋がる出土物(認識標や名札など)をホームページを通して全国に発信し沖縄戦の生き残りの方達に伝わるようにし、牽いては身元の特定につなげ遺族の元へ遺骨が帰れるようにしたい。
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」ホームページより
ガマフヤーの活動は遺骨収集以外にも学校などで平和集会の講話を行うなど、地元のメディアに注目されて取り上げられることは多くあります。
具志堅隆松さん率いるガマフヤーの活動メンバーは?
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の代表者は具志堅隆松さんです。
https://gramho.com/media/1880499824449919793
代表の具志堅高松さんはこれまで40年近く遺骨や戦争遺物を収集・記録してきており、ガマフヤー活動で感じた沖縄戦の真実を記録した本も出版しています。
↓↓具志堅さん著の沖縄タイムス出版文化賞受賞された作品です。
ガマフヤーとして遺骨収集の活動に長年参加しメディアで紹介されているメンバーはいますが、ホームページなどで表立ってメンバーを紹介はされていません。
活動メンバーが何名なのかなど明らかではありませんが、この団体がのメインが「遺骨収集であること」であることがうかがえます。
その代表を具志堅さんが担っているということでしょう。
ガマフヤーの発信ブログはある?
ガマフヤーが発信に使っていたヤフーブログのサービス終了に伴い、現在の詳しい活動を載せていたブログは見れない状況になっています。
ガマフヤーの活動目的が書かれたサイトは参考までに以下に載せておきます↓↓
なお、上記のサイトには遺骨の画像も少し掲載されていますが、ガマフヤーの思いも記載されているので合わせて読んでみるのも良いと思います。
まとめ
沖縄戦で犠牲になった人々の遺骨収集を続けているボランティア団体「ガマフヤー」。
ガマフヤーとは沖縄の言葉で、意味は「豪を掘る人」です。
活動メンバーの詳細は定かではありませんが、代表は具志堅隆松さんが務めており、長年の経験から沖縄戦の真実について記録した本も出版されています。
ガマフヤーの状況を報告するサイトはありませんが、目的や活動内容が書かれたホームページがあります。
沖縄戦により今なお土に埋もれている戦没者の遺骨を出来る限り身元の判明に繋がるうに堀り出し遺族の元へ帰すことが目的として活動を続けています。
犠牲になった方・家族や縁のある方々の気持ちを汲み取り私たちに平和の尊さを教えてくれている活動を続けているボランティア団体「ガマフヤー」です。