沖縄県民にとって馴染みのある「那覇まつり」。
平成23年度より那覇まつりのメインイベントである「大綱挽」を打ち出した「那覇大綱挽まつり」へと名称が変わっています。
沖縄県のビッグイベントである『那覇大綱挽まつり』の『大綱挽』は『おおづなひき』と読みます!
「那覇おおづなひきまつり」と読むということですね!
『那覇大綱挽』は琉球王朝時代の那覇四町綱の伝統を引き継ぐ長い歴史を有する沖縄最大の伝統文化のイベントです。
『大綱挽』とは…
那覇大綱挽では、古文書に「綱挽の儀は、国家平穏、海上安全の祈祷として挽き来たれ」とあるように、琉球王国が記述していた「挽」の字を今も変わらず使っています。たった漢字一文字ですが、長い伝統と誇りを秘めた表記なのです。
沖縄県内で綱引きは各所に伝統行事として受け継がれてきていますが、同じつなひきでも「綱引」と「綱挽」の漢字の使い分けはこれまで受け継がれてきた伝統を重んじてそれらを表記しているということですね!
古来から受け継がれてきているもの、それを大切にしている人々がいるからこそ現代でも感じられることがあるということに気づかされますね。