「テンペスト」といえば、有名作曲家のクラシック音楽や時代劇ドラマや映画など様々な分野のタイトルとして耳にすることがありますね。
今回は、そのタイトルになっている「テンペスト」の意味を確認しながら、どういった作品があるのかまとめてみましたのでご覧ください。
目次
「テンペスト」の意味とは?
tempest(テンペスト)は英語で嵐という意味で、暴風雨や動乱のことを表す言葉ということです。(Wikipediaより)
有名作曲家のクラシック音楽やドラマ・映画など様々な分野のタイトルとして耳にすることがありますが、「嵐」や「動乱」を意味するという言葉であれば音楽では乱れ落ち着いた音楽ではなかったり、ドラマや映画では争いごとが内容となっているのでしょうか。
様々な分野でどのような作品の「テンペスト」があるのか調べてまとめていきたいと思います。
「テンペスト」というタイトルの作品を調べてみた!
≪ウィリアム・シェイクスピア作のロマンス劇≫
初演は1612年ごろ。シェイクスピア最後の作品といわれる(後に共作という形では作品を発表している)。
魔法の力を捨てエアリエルを自由の身にしたプロスペローは最後に観客に語りかける。「自分を島にとどめるのもナポリに帰すのも観客の気持ち次第。どうか拍手によっていましめを解き、自由にしてくれ」と。
We are such stuff as dreams are made on, and our little life is rounded with a sleep.( 第4幕第1場)――
「我々は夢と同じもので作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる」――
この一文はこれまで多くの文学作品で引用されてきているそうである。
また、これまでにこの作品を映像化した「テンペスト」という海外の映画作品もいくつかある。
≪チャイコフスキー劇中題材曲≫
シェイクスピア劇を題材に3曲の「幻想序曲」を作曲しており、そのうちの1曲である。
≪ベートーヴェンのピアノソナタ第17番≫
通称「テンペスト」。これはベートーヴェンが弟子のシントラーにこの曲の解釈について質問された際に「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と返答したという逸話に由来しているそうだ。
≪ 「大尉の娘」を原作とした映画 ≫
1958年製作・公開、アルベルト・ラットゥアーダ監督によるユーゴスラビア・イタリア・フランス合作の長篇劇映画である。アレクサンドル・プーシキンの19世紀の小説を原作としている。
≪ 池上永一 の小説作品≫
「テンペスト」 (The Tempest) は 19世紀末の琉球王朝が舞台で、連載当時から大きな反響があった。
≪NHK BSプレミアム の時代劇 ≫
池上永一氏の小説作品が原作。
誰よりも聡明な少女・真鶴は、女であるというだけで学問を修められないことを不公平に思っていたが、跡継ぎと目されていた兄の名乗り、性を偽って男として生きていくことを誓う。
真鶴は昼間は宦官・孫寧温として、夜は側室・真鶴として一人二役をこなすことになる。
首里城を舞台にした、薩摩と清国の狭間で揺れる琉球に近代化の波が押し寄せる展開をドラマ化・映画化し公開された。
主題歌は安室奈美恵の「Tempest」。
≪阿仁谷ユイジの漫画 ≫
フィクション漫画。
太陽系に発生した磁気嵐群の影響で、地球上のヒト科のY染色体は絶滅。残された人類は、卵子同士での生殖に成功。地球は女だけの新たな世界に生まれ変わった。だが、のちに世界にたったひとりの男性が生まれるて始まる物語。
ほかにも様々な「テンペスト」がある!
安室奈美恵や宮野真守など様々なアーティストの曲も!
ボブ・ディランのスタジオ・アルバムやドラマ「テンペスト」主題歌となった安室奈美恵の曲以外にも、宮野真守のシングル曲やD.A.N.のアルバムとして発売されている。
≪ニンテンドーDS「テイルズ オブ ザ テンペスト」≫
≪ゲーム「モンスターハンター」≫
≪カードゲーム「遊戯王」≫
≪イギリスの戦闘機≫
まとめ
「テンペスト」は英語で嵐や動乱を意味することがわかりました。
その意味をなす「テンペスト」と付けられたタイトル作品には現代までに受け継がれている有名なシェイクスピアのミュージカルやチャイコフスキーやベートーヴェンのクラシック音楽、現代では時代劇や人気アーティストの曲名やアルバム名に使われていることがわかりました。
そのほかゲームやゲームのアイテム、そして最近ではイギリスの戦闘機もその名を名付けられたことがわかりました。
「嵐」・「動乱」を意味するだけに穏やかなアイテムではなさそうですが、音楽や劇作品や長年受け継がれていることは歴史や時代の流れに「テンペスト」は必ずあるということかもしれません。
様々な分野に残る「テンペスト」という作品。
歴史を感じるために1つ1つの作品を感じてみるのも良いかもしれませんね!